ロックなブログ

洋楽・邦楽の新作や名盤を自分なりの視点で解説します。

ONE OK ROCK 遂に35xxxv 発売 !!

日本中の(最近は世界の)ROCKファンが待っていたと言っても言い過ぎではないぐらいに待望のONE OK ROCKの新作が発売されました。

35xxxv

今回の期待のされ方は、単純に音を聴きたいということはもちろんですが、それ以外もしくはそれ以上の期待がロックファンにはあるように感じます。
その期待を裏付けるようにロツキングオンやローリングストーンのそれぞれの日本版の表紙はじめギターマガジンなどの専門誌もONE OK ROCK一色です。
昨年世界ツアーを成功させて、いよいよ世界に本格挑戦というところまで来ているので、日本のロックファンにとっては好き嫌いをこえて、世界で日本のROCKを鳴らしてほしいという期待感がこもっているように感じます。

さて、新作の音のことに関してはまた別の機会にして・・・。
一見かなり遠いのですがONE OK ROCKに見る ROLLING STONESEの精神性ということに触れてみたいと思います。
ストーンズとの関連!?
 ONE OK ROCKのボーカル(TAKA)は皆さんご存知のとおり、大物演歌歌手の森進一さんと森昌子さんの息子。山Pが在籍していたことで有名なNEWSというグループ(ジャニーズ事務所)にいたこともあります。

その他のメンバーもリーダーでギターのTORUは小学校の時にデビューしていたり、堀越学園出身(Ryota)のメンバーがいたり・・・。
要は幼少期にアイドルだったりして芸能色の強い出身なのです。
そんな環境を断ち切り、ゼロからバンドをはじめ実力を築いてきました。
プロになってからも、日本ではなく海外に行くんだという強い意志をもってバンド活動しています。

かつてストーンズはアイドルでした。(ビートルズも)
そんな60年代を過ごし、60年の後半から徐々に音楽産業や芸能事務所側に”NO”を言い続け
ついにはそんな世界から飛び出します。
遂には自分たちでレコード会社まで作ります。
ビジネスの世界でもROCKしていました。

ONE OK ROCKは、今から7年ほど前にドラマの主題歌が決まりいよいよバンドがメジャーになるというところでリードギターが不祥事をおこし一時活動が止まってしまうという逆境を経験しています。
そんな逆境は乗り越えるとメンバー間の絆が深まると思うのですが、ONE OK ROCKもストーンズのように逆境をこえるごとに強くなってきたように思います。

音だけでなくビジネスの世界でも、小さい時からメジャーになった今でも日本の芸能界というものに”NO”を言い続け遠い世界でメジャーになることにのみ集中してがんばっている・・・そんな姿に若き日のストーンズスピリッツを感じます。

『FOOL COOL ROCK』というタイトルのドキュメンタリー(世界ツアーの模様を収めている)DVDが発売されています。
今晩WOW WOWで放映されるようです。
TSUTAYAに行くとDVDレンタル出来ます。

 

そのドキュメンタリーではメンバー間の絆、異国の地にメンバー4人で乗り込んでROCKする姿、けっこう感動します。
ストーンズ好きな人はなかなか聴いたり、見たりというところから遠いように思いますが、ぜひONE OK ROCKに触れてみていただくことをお勧めします!!