ローリングストーンズ スティッキーフィンガーズ全曲ガイド 3曲目 ワイルドホース
ローリングストーンズ スティッキーフィンガーズ全曲ガイド 3曲目 はワイルドホースです。
ストーンズにしては、数少ないきれいめなバラードです。
歌詞の内容は恋愛の破局を歌っています。
サビのタイトルにもなった『ワイルドーホース(野生の馬)も俺を引き摺っていけなかった』の“野生の馬”はミックジャガーの恋人、マリアンヌフェイスフルのことを歌っていると思われます。
マリアンヌとの出会いのシーンは“無常の世界”で登場します。ミックが気をひくためにわざとマリアンヌにワインをこぼすというシーンです。
そして、別れのシーンがこのワイルドホースです。
せつない、別れの曲ですが、相手を野生の馬と例え、ミックは関係が悪化してからは随分振り回されたのだと思いますが(それを野生の馬と例えた?)着地は“引き摺っていけなかった”と、この辺りのクールさ、強さがミックらしいなぁと感じます。
この前の曲“SWAY”で『悪魔が俺を支配した』と歌っていて、当時のストーンズは正にそんな状況だった訳ですが・・・・そんな中、別れの歌でさえ女々しさ“0”パーセントの別れの歌を歌うミックにバンドを保ち進めていく強さを感じます。