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Mr.Children 新作『REFLECTION』(drip) 全曲解説 (歌詞中心) 4曲目 Melody

 

Mr.Children 新作『REFLECTION』(drip) 全曲解説 (歌詞中心) 4曲目 はMelodyです。

曲は日常でなんとなく楽しい気分にいる時に思わず歌を口ずさみたくなるそんな雰囲気を表わすミディアムテンポのナンバーです。

アレンジでたぶんシンセで出していると思われますが、ブラスセクションが入りバンドサウンドを重厚なものにしている印象を受けます。

 

その人その人で違う角度でそれぞれいろいろな解釈が出来る歌詞です。

ただ本質というか一番重要なフレーズは下記の部分ではないでしょうか?

 

『もしも違う景色見てても 同じこの地球(ほし)の上
必ずどこかで繋がっているはず』

そして桜井さんが得意でよく使うフレーズ、“必ずどこかで繋がっているはず”です。

桜井さんはきっとみんな平等で同じ人間で、みんな先祖の先祖は一つという形で繋がっているから争ったり戦争を起こしたりは愚かだ・・・というメッセージが常に歌に流れているように思うのですが、このさらっと日常を歌う歌詞の中にもそんなメッセージを感じ取ることが出来ます。

タイトルのメロディの意味は、人を楽しくさせたり気分を落ち着かせたりするメロディやハーモニーつまりは音楽の力をかりてみんな楽しい気持ちになれれば、僕らの明日は透き通ってくのに・・つまりは楽しい世界になるのに・・・ということが歌われています。

 

 

Melody

 

訳もなくて なんだか妙に 心が弾む夜だ
通り過ぎる風に鼻歌がついて出る
夢のように 映画のように いかないと知りながら
恋の予感にも似た心踊るメロディー

きっとこんな風にすべてが素敵に響けば
僕らの明日は透き通ってくのに

見飽きたこの街が クリスマスみたいに光る
そんな瞬間 今日も僕は探してる
苛立ちの毎日 行き詰まった暮らしを
洗うような煌めくハーモニー

頼りなくて 人恋しくて 心切ない夜は
時間なんて早く進んでしまえばいいのに

きっと同じように夜空を見上げてる人が
どこかの町にきっといるはず

突然の夕立に 木々が濡れて光る
そんな瞬間 運命を受け入れる
無駄なものは何も 無意味なものは何も
ありはしないと素直に思えてくる

もしも違う景色見てても 同じこの地球(ほし)の上
必ずどこかで繋がっているはず

見飽きたこの街が クリスマスみたいに光る
そんな瞬間 今日も僕は探してる
涙を微笑みに 悲しみを喜びに
塗り替える そんなメロディー
苛立ちの毎日 行き詰まった暮らしを
バラ色に染めてくハーモニー