ロックなブログ

洋楽・邦楽の新作や名盤を自分なりの視点で解説します。

2つのROSES THE STONE ROSES VS Guns’n roses ~2つの薔薇の復権~ 50歳からのROCK

 

今年ロック界では2つの薔薇が咲き誇っている。

一昔前、一度解散したり分裂したりした有名バンドがオリジナルメンバーで復活すると

必ず『お金のための再結成』と言われた。

今は違う。

思うにロックの年代は聞いている我々と共に演る側の年代も上がっている。(というより拡くなった)

 

ロックは若者の音楽・・・・なんて今は誰も言わない。

 

上記した2つの薔薇がオリジナルメンバーで咲き誇っていた頃、(80年後半~90年前半)

ローリングストーンズがほぼほぼ10年の活動休止状態から復活した。

当時は40代になってもロックしている・・・と言われた。

オジサンとROCKが当時はまだ違和感があると言われていたのだ。

そんな意味ではローリングストーンズが先陣を切ってロックの年代を押し上げたとも言える。

ただもう一つ大きな現象は単純に人口のボリュームゾーンの変化で若者が多かった時代から40代~50代に移ったことも

無関係とは言えない。

 

 

と、前置きが長くなったが音楽的には違う方向性ではあるけれども、(勝手な私なりの定義)

ロックは終わったなどと言われるようになってしばらくしてロックの全てのリスナーの着たいを背負って

登場したのがこの2つのROSESだ。

そして素晴らしすぎるファーストから過度の期待をされ、セカンドがなかなか発売されない・・・・。

でようやく発売したころにはバンドに不穏な空気が流れ実質セカンドを発売してストーンローゼスは解散、

ガンズはアクセル一人残りその他のメンバーは脱退して実質ソロプロジェクトのようになった。

両者時は流れに流れ・・・・。

 

ストーンローゼスは2012年にライブで復活してもののその後音沙汰なし。

昨年突如武道館ライブが発表され、アルバムが今年出ることはほぼほぼ間違いないということで完全復活。

一方ガンズはオリジナルメンバー(スラッシュ、ダフ)加入でのツアーが発表され、4月に入り無事ライブが行われている状況。

おまけにアクセルにいたっては、ガンズのライブのスケジュールの合間にAC/DCの代理ボーカルをつとめることも発表されました。

ライブ張り切り過ぎて左足骨折してしまったようですが、フーファイのデイブの王座イス借りてツアー続行中のようです。

それにしても、以前なら足骨折したら確実にツアー休止していたと思われます。

そんな意味では大人になったとも言えるし続けようという強い意志も感じます。

 

 

彼らが最初に活躍した時期というのは時代が産業(企業)主体で作られた時代という感じがします。バンドとしての力、生音の力・・・そんな人間力(ひとまとめにすると強引ですが)で勝負していた両者もこの作られた産業(企業)に飲み込まれて抵抗できず解散(分裂)してしまってように感じます。

 

CDは売れずダウンロードの時代になり、むしろ生(LIVE)のみが売れる(注目される)今の時代にLIVEにこそ真の力が発揮できる両バンドの復活は当時リアルタイムで聞いていたファンも当時を知らないファンも必ず魅了することと思います。

『二つの薔薇の復活。万歳!!!』