ロックなブログ

洋楽・邦楽の新作や名盤を自分なりの視点で解説します。

『RADWIMPS の「君の名は。(サントラ)」より“前前前世”』

 

今年ももう3カ月となりましたが、映画業界でも音楽業界でもまず間違いなく今年の最大のヒットは映画『君の名は。』でしょう。そして音楽業界ではその『君の名は。』のサントラを全て手がけたRADWIMPSの『君の名は。』楽曲群でしょう!

8月24日に発売するやituneではアルバムもシングルもチャートの1位に輝き、それだけにとどまらずシングルチャートは歌ものの楽曲群が上位5位まで独占するという状態。

私itune歴7年ぐらいですがこんな極端なヒットは初めて見るような気がします。

そして1か月たった今もシングルチャートは上位4位までに3曲ランクインしているという爆発的なヒットを記録しています。

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RADWIMPSはもともと人気バンドですがそんな中でも一気に今年このサントラでブレイクした感があります。この映画に関してもたまたまヒットというより新海誠監督のつみあげてきたものがあってこそという感じがいたします。またただのコラボでなく、もともとラッドのファンだった新海監督がある人を介して野田洋二郎さんを紹介されそのことがきっかけで映画に併せて楽曲群がつくっられていった正に二人三脚(映画とサントラ)の作品と言えます。雑誌cutに掲載された新海監督と野田洋二郎さんの対談はこちらのサイトで全文掲載されてますのでぜひどうぞ。

RADWIMPS野田洋次郎×新海誠、傑作『君の名は。』誕生を語る

また今回サントラですがRADWIMPSの新作も11月に控えているようで先程も述べましたが音楽家としては11月の新作が本編ということになると思いますが相当期待してよい作品に

 

なるのではないでしょうか・・・。

で、このブログらしく勝手に歌詞や音楽を 君の名は。サントラの代表作『前前前世』のみですが解説してみたいと思います。

この曲の魅力一言で言い切りますが・・・。

斬新さとノリのよさそしてタイトルや歌詞を彷彿させるイントロのリフが全てというっても過言ではありません。解放弦と高音を使い音程差のあるリフ。

こんなリフあまり他に類を見ません。

楽曲は全て野田さんが手がけていますが、このリフはリーダーの桑原さんのアイデアで実際に桑原さんが弾いていると思われます。本当に個性的であり曲の世界観をこのリフに凝縮させていて素晴らしすぎます!!

歌詞に銀河何個分や何億何光年分という尺をあらわすいろいろな表現が出てきますがこの尺の長さもこの音の高低差でリフがあらわしているようです。

歌詞は野田さんが得意な例えば♪前前前世から僕は♪と♪全全全部なくなって♪のところなど言葉そのものにビート感がありその歌の世界観にバンドが音を合わせるというバンドの一体感を感じるナンバーでもあります。

前打ちのライブでわかりやすくのりやすくという曲でもありこれからのラッドのライブの定番になる曲ですね~。

歌詞は映画の世界観そのままですので映画見られていない方は映画みられてからじっくりご覧ください。

 

 

『前前前世』 

By   RADWIMPS

 

やっと目を覚ましたかい…
それなのになぜ目を合わせはしないんだ…
遅いよと怒る君
これでもやれるだけ飛ばしてきたんだよ…
心が体を追い越してきたんだよ

君の髪や瞳だけで胸が痛いよ
同じ時を吸い込んで離したくないよ
遥か昔から知るその声に
生まれて初めてなにを言えばいい

君の前前前世から僕は君を探し始めたよ
そのぶきっちょな笑い方を
めがけてやってきたんだよ
君が全全全部なくなって
散り散りになったって
もう迷わないから探し始めるさ
むしろ0からまた宇宙を始めてみようか
どこから話すかな
君が眠っていた間のストーリー
何億何光年分の物語を語りに来たんだよ

けれど いざその姿この目に映すと
君も知らぬ君とじゃれて戯れたいよ
君の切れる痛みまで愛してみたいよ

銀河何個分かの果てに出会えた
その手を壊さずどう握ったらいい

君の前前前世から僕は君を探し始めたよ
その騒がしい声と涙をめがけやってきたんだよ
そんな革命前夜の僕らを誰が止めるというんだろう
もう迷わない君のハートに旗を立てるよ
君が僕から諦め方を奪い取ったの

前前前世から僕は君を探し始めたよ
そのぶきっちょな笑い方を
めがけやってきたんだよ
君が全全全部なくなって散り散りになったって
もう迷わないまた1から探し始めるさ
何光年でもこの歌を口ずさみながら