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宇多田ヒカル 新作アルバム『Fantome』 全曲解説(番外編) 2曲目 俺の彼女 フランス語考察

 

曲に関しては既に2日前にブログアップさせていただきましたm(__)m

 

宇多田ヒカル 新作アルバム『Fantome』 全曲解説 2曲目 俺の彼女 - ロックなブログ

(↑ぜひ どうぞご覧ください)

フランス語まったくわからないのですが、わからないなりに翻訳して、なぜフランス語か?ということを考察してみたいと思い番外編(フランス語考察編)書かせてもらおうと思います。いろんなタイアップがついている楽曲群の中で比較的地味な位置にあると思うのですが、そんな位置づけとは対照的に一人二役を演じる点(男役女役)や私表現しようがなく昭和歌謡などと先のブログでも述べておりますが、現代においてはまったくジャンル分けというかカテゴリー分け出来ないような独創的な領域の音楽を鳴らしているという意味でも本当アルバムの中でも素晴らしいと感じます。

さて、フランス語の部分です。

 

<フランス語>

Je veux inviter quelqu’un a entrer (1行目)
Quelqu’un a trouver ma verite    (2行目)
Je veux inviter quelqu’un a toucher(3行目)
L’eternite, l’eternite       (4行目)

実はこの直前の日本語歌詞を1行目と3行目はほぼ繰り返す形で言っていると思われます。

つまり・・・・。

 

<フランス語前の日本語歌詞>

カラダよりずっと奥に招きたい 招きたい(1行目)
カラダよりもっと奥に触りたい 触りたい(3行目)

 

フランス語の1行目が“奥に招きたい”

フランス語の3行目が“奥に触りたい”

 

です。

なので日本語の歌詞をフランス語で繰り返したと思われます。

ですが・・・。日本語歌詞2行でフランス語歌詞4行!?です。

フランス語の方は2行目と4行目が言葉がプラスされます。

<フランス語 2行目> 真実を見つける

<フランス語 4行目>永遠 永遠

です。

 

そしてここからが日本語歌詞を見ながらの、勝手に考察なのですが・・・。

狐と狸の化かし合い状態の恋愛がもう嫌でもっと奥に招きたい、奥に触りたいと思っていて、あなたに真実に気づいてほしい・・・もしくはあなたの真実を知りたいということでしょうか。

であれば“永遠”は『化かし合い』をそろそろやめて永遠の恋をしようよ!!ということを歌っているのではと思います。

 

このフランス語の部分は①女性なのか②男性なのか③二人共の共通する声なのかという謎も残りますが、日本語の流れからすると①の女性が自然ですけれども、フランス語で歌った意味は二人共通の心の声とも考えられます。

 

2回目のフランス語の部分のみ最後に“Je t’invite”というフレーズが加わりますがこ

れは“招きたい”という先の思いの繰り返しです。

フランス語ほとんど知らない中、勝手に翻訳でしたのでフランス語詳しい方が訳すともっ

 

と深い考察が出来るのかもしれません。

 

ただこうして訳してみて改めて思うのは男性役と女性役を一人で歌い分けていてその上で

 

出てくるフランス語はいろいろ想像を掻き立てる上でとてもとても効果的と言えます。

 

また音的にもふわっとした、やさしい雰囲気を醸し出す効果もあります。

 

深い。。。。。

 

 

 

俺の彼女

 

俺の彼女はそこそこ美人 愛想もいい
気の利く子だと仲間内でも評判だし

俺の彼女は趣味や仕事に干渉してこない
帰りが遅くなっても聞かない 細かいこと

あなたの隣にいるのは
私だけれど私じゃない
女はつらいよ 面倒と思われたくない

俺の彼女は済んだ話を蒸し返したりしない
クールな俺は敢えて聞かない 余計なこと

あなたの好みの強い女
演じるうちにタフになったけど
いつまで続くの? 狐と狸の化かし合い

本当に欲しいもの欲しがる勇気欲しい
最近思うのよ 抱き合う度に

カラダよりずっと奥に招きたい 招きたい
カラダよりもっと奥に触りたい 触りたい

Je veux inviter quelqu’un a entrer
Quelqu’un a trouver ma verite
Je veux inviter quelqu’un a toucher
L’eternite, l’eternite

俺には夢が無い 望みは現状維持
いつしか飽きるだろう つまらない俺に

カラダよりずっと奥に招きたい 招きたい
カラダよりもっと奥に触りたい 触りたい

Je veux inviter quelqu’un a entrer
Quelqu’un a trouver ma verite
Je veux inviter quelqu’un a toucher
L’eternite, l’eternite
Je t’invite