「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」テーマソング 宇多田ヒカル 新作アルバム『Fantome』 全曲解説 5曲目『人魚』
「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」のテーマソングに決定
やさしいハープに導かれぐっとおさえた感じで歌がはじまります。
静かで誰もいない朝の海という情景が浮かびます。
最初ハープと歌だけという始まりが気づくと(本当にそんな感じ)ドラムが途中から
加わります。ドラムも絶対に主張しない大人なドラムなのですが、だからこそ相当
上手いと感じます。スローな曲ですがドラムが単調になりやすそうな曲に独特の
“ノリ”を出しています。さりげなく入れるドラムのロール等々、最後まで飽きさせな
い曲に仕上げているという役割をはたしていると思います。
本曲が「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」のテーマソングに決定しました。
≪以下引用≫ 著作権法の第32条引用を参考に歌詞カードより引用しています。
人魚
不思議とこの場所へ来ると
あなたに会えそうな気がするの
水面に踊る光に誘われて
ゆっくりと靴紐解くの
シルクのブラウスが濡れるほど
黄昏が胸の奥 滲んでしみる
水面に映る花火を追いかけて
沖へ向かう人魚を見たの
真珠のベッドが揺れる頃
あなたに会えそうな気がしたの
ほら ほら 東の空から聴こえる
ほら ほら ララララ ララララ ルルルル
ほら ほら まだ 帰れぬ