ロックなブログ

洋楽・邦楽の新作や名盤を自分なりの視点で解説します。

RADWIMPS 新作「人間開花」全曲解説 12曲目『スパークル』  映画「君の名は』挿入歌

サントラでバラードバラード力 開花!

 

12曲目は映画「君の名は」のサントラに収録されていた名バラード『スパークル』です。

『前前前世』がサントラのシングルカットとして映画の広告塔でもあり曲単独でも聞かれるとすると、こちらの方はサントラのためだけというか映画とは切り離して聞くというより完全に映画の中の曲として聞くのが正解ではないかと思います。

映画から生まれた壮大なバラードです。

ぜひ新海監督がスパークルMVとして編集したと言われる下記の動画をご覧ください。

音も歌詞も全てが映画のシーンとシンクロしています。

そのために音も詩も下記の動画で楽しむのが正解かと思います。

本アルバムでは、詩の点でも音的にも“名作”と言えるバラードが多く含まれていますが映画のサントラを作る過程で野田さんのバラード力も高まったのではとこのスパークルを聞いて感じました!

 

 

『スパークル』

 

まだこの世界は 僕を飼いならしてたいみたいだ
望み通りいいだろう 美しくもがくよ

互いの砂時計 眺めながらキスをしようよ
「さよなら」から一番  遠い  場所で待ち合わせよう

ついに時はきた 昨日までは序章の序章で
飛ばし読みでいいから ここからが僕だよ
経験と知識と カビの生えかかった勇気を持って
いまだかつてないスピードで君のもとへダイブを

まどろみの中で 生温いコーラに
ここでないどっかを 夢見たよ
教室の窓の外に 
電車に揺られ 運ばれる朝に

運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を
伸ばそうと届かない 場所で僕ら恋をする
時計の針も二人を 横目に見ながら進む
こんな世界を二人で 一生 いや、何章でも

生き抜いていこう

「初めまして」なんてさ 遥か彼方へと追いやって
千年周期を 一日で息しよう

辞書にある言葉で 出来上がった世界を憎んだ
万華鏡の中で 八月のある朝

君は僕の前で ハニかんでは澄ましてみせた
この世界の教科書のような笑顔で

嘘みたいな日々を 規格外の意味も
悲劇だっていいから 望んだよ
そしたらドアの外に
君が全部抱えて 立ってたよ

運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を
伸ばそうと届かない 場所で 僕ら遊ぼうか

愛し方さえも 君の匂いがした
歩き方さえも その笑い声がした

いつか消えてなくなる 君のすべてを
この眼に焼き付けておくことは
もう権利なんかじゃない 義務だと思うんだ

運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を
伸ばそうと届かない 場所で僕ら恋をする
時計の針も二人を 横目に見ながら進む
そんな世界を二人で 一生 いや、何章でも

生き抜いていこう