ロックなブログ

洋楽・邦楽の新作や名盤を自分なりの視点で解説します。

back numberベストアルバム『アンコール』全曲解説(和訳 有) 2曲目『花束』

 

この歌詞はプロの方々が絶賛していると聞きます。

恋愛ソングはだいたいはじまりか、上手くいかないか、終わりというのがほとんどです。

恋愛中のしかもめちゃくちゃ盛り上がっている・・・というわけではないという状況が歌にあることはほとんどありません。

普通に続いていてそれこそ歌に出来るような状況ではないからです。

プロの方が絶賛するのは、その歌に出来るような盛上り(プラスでもマイナスでも)がない

普通に恋愛中を歌にしているからだと思います。

こんな詩人は今までの日本の音楽史上いなかったのではないかと思います。

 

なんせ出だしが・・・・『ねぇどう思う?』『んんどうかな?』です。

そしてタイトルが凄すぎます。

花束という曲や花束を〇〇という花束を使ったタイトルはそれこそたくさん、たくさん世の中にあります。

何が凄いか????

なんと歌に花束は一言も出てきません。

この歌そのものが彼女に贈る花束という感じですね。

 

これも普通ではないところです。

 

もうタイトルに花束が入ると歌の締めは九分九厘『君に花束を贈ろう』です。

 

歌詞の作り方(合わせ方・当てはめ方)はいろいろですが、メロディの尺に合わせて言いたいことを曲の都合で合わせるという方がほとんどだと思いますが、清水さんはその曲に引っ張られる歌詞・・・とか逆に歌詞に引っ張られるメロディというのがまったくない、妥協しないタイプの方だと思います。

メロディに合わせて歌詞を入れたように思われる箇所をよく聞くとそれがわかります。

『ごめんごめんありがとうごめんくらいの』ところです。

『ありがとうよりごめんの方が多めになる』と言います。

そうするとその後の『バランスになる危険性は少し高めだけど』

は「可能性は少し高めだけど」になります。

 

ありがとうよりごめんの方が高めと言われるより・・・・。

ごめん 3 でありがとう 1を表現する方がより伝わるということ。

 

そして歌詞にメロディをのせる(もしくは逆)と考えた場合もとてもこの方がメロディが際立ちます。

この『ごめんごめん~』の箇所が2題目でどうなるかというと

『君とならどんな朝も夜も夕方だって』になります。

この名フレーズをもう一回安易に繰り返すことも出来ます。

それをせず歌の流れから1回目『お詫び(これからもごめんの方が多いかも)』で

2回目『思いを伝える(君とならなんどきも楽しくいられる)』に進んでいることで

安易に繰り返さず、しっかり思いを歌詞に託しています。

 

回りくどく説明しましたがほとんどの曲は1題目が出来たら、2題目は半分を1題目のコピペするとことろを2題目でもう1曲作るぐらいのエネルギを割いて作っていることがよくわかる1題目と2題目だと思います。

その妥協しない歌詞の状況で同じメロディの箇所なのに若干メロディが変わっていたりもします。

さらっとなんてことない日常を歌にしてしまう才能と淡々と歌っているのに実は心削るぐらいの思いで曲を仕上げているという努力にただただ脱帽です。

 

 

 

花束

 

どう思う?これから二人でやっていけると思う?


んんどうかなぁでもとりあえずは
一緒にいたいと思ってるけど
そうだねだけどさ最後は私がフラれると思うな
んんどうかなぁでもとりあえずは
一緒にいてみようよ


浮気しても言わないでよね
知らなければ悲しくはならないでしょ
信用ないなぁ僕は僕なりに
真っ直ぐに君と向かい合いたいと思ってるよ

僕は何回だって何十回だって
君と抱き合って手を繋いでキスをして
思い出す度にニヤけてしまうような想い出を君と作るのさ
そりゃケンカもするだろうけど
それなら何回だって何十回だって
謝るし感謝の言葉もきっと忘れないから
ごめんごめんありがとうごめんくらいの
バランスになる危険性は少し高めだけど
許してよ

今までの僕は
曲がった事ばっかだった気がするんだよ
だからせめて君のとこには
まっすぐにまっすぐに走ってくよ

僕は何回だって何十回だって
君と抱き合って手を繋いでキスをして
甘い甘いこの気持ちを二人が忘れなければ
何も問題はないじゃない
ケンカもするんだろうけど
それなら何回だって何十回だって
謝るし感謝の言葉もきっと忘れないから
君とならどんな朝も夜も夕方だって
笑い合って生きていけるんじゃないかと
思うんだよ

どう思う?これから二人でやっていけると思う?
んんどうかなぁでもとりあえずは
僕は君が好きだよ