ロックなブログ

洋楽・邦楽の新作や名盤を自分なりの視点で解説します。

マキシマムザホルモン 新作『これからの麺カタコッテリの話をしよう』を買ってきた!

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これからの麺カタコッテリの話をしよう

遂に出ました! ホルモンの新作です。 といってもフルアルバムではなく4曲新曲入りの今の一般的な概念とでいうEPです。

ただ一般的な概念と言ったのは今までの概念を覆す商品(SHOW品!!)です。

まず私はツタヤで買ったのですがCD売り場ではなく本屋の方で売っている(笑)

マンガ付CDなのかCD付マンガなのか・・・。

特典にライブチケット優先とかグッズ販売VIPサイトはまだ普通のCD特典だが・・グルメクーポンが付いている(笑)

もはやこれは既成の概念を覆すなんといっていいかわからないカテゴリーの商品だ。

さすがです。そしてそして・・・。

店頭に並んでいる商品を見て思わず驚いたのが・・・。

帯のコピーが糸井重里さんです!!!

日本を代表するコピーライターで今の30代より下の世代の方々はたぶん”ほぼ日”代表と言った方がなじみがありますね。

なんで驚いたかというとほぼ日をされだしてからというもの、まったくコピーライティングをやられなくなったからで・・・私が知る限り親友の矢沢永吉さんの特別なライブなどの特殊な時以外一切目にしていません。

もののけ姫等々の有名なコピーぐらいからもうほんとに全くコピーライティングをされていないのです。(ちなみに私、ほぼ日も糸井さんのコピーも大大ファンなのですが)

そしてこのコピー!!

売る前に買え!(転売時代のアンチテーゼですね)がホルモンのイメージぴったりで、しかもCDを本屋に並べたところもCD売れない時代に闘いを挑んでいる(と勝手に解釈しているのですが)この売り方とも見事にマッチングしているという。

曲はこれからじっくり聞いて改めてここで書きたいとは思いますが、まずはこの売り方というか出し方に感激して書いてしまいました。

師匠的なハイスタの復活の際にもCDをゲリラ的に売り出し盛上りましたが、ダウンロード時代のアンチテーゼ的なところは師匠ゆずりですね。

曲のこと少しだけ(1曲だけ)ふれるとなんといってもタイトルチューンが目を引きます。

7年前の曲マキシマムザホルモン(バンド名)の曲にⅡと名付けたといところに気合を感じますがそれよりもアルバムタイトルのサブタイトルが目を引きます。

マキシマムザホルモンⅡ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~』

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やせた亮くん

 

 

簡単にいうと歌詞の内容は痩せた亮くんの回答です。(この広告めっちゃうけます)

生命の危機からダイエットしてことで現代の栄養過多時代と生命の危機とを自らの経験で語るといえばよいのでしょうか・・・。(ホルモンの歌詞の説明をド真面目にするのはなんか変!?)

簡単に言うと、何を捨て何を選ぶみたいなことですね、そんな究極のところを突く歌詞になってます。

イントロでメタル系の超かっこいいリフからはじまり、突然ブレイクだらけの超絶変拍子のAメロ、サビで70年代ディスコ調の姉のボーカルになり、そのメロディラインを亮くんがハードロック調で引き継ぐという、超絶ホルモン節がさく裂するかっこいい曲です。(ホルモンの転調しまくりの曲を説明するのもなんか変ですね)

 

散々引っ張って結局これかと言われそうですが、ぜひ聞いてくださいm(__)m

あっ!売る前に買って 聞いてください(笑)

back number 新曲 「オールドファッション」  TVドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』主題歌

 

 

 

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TVドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』の主題歌 back numberの新曲オールドファッション。清水依与吏さんはドラマの脚本を読み、歌詞制作にあたったとインタビューで答えています。

 

出だしは「君」との距離感を確認する不器用な「僕」が「君」に話しかけるという清水さん独特の得意なパターンで始まります。この感じは「どう思う?」といきなり始まる名曲「花束」に似ています。

「変な例えだね 僕もそう思うよ」

「素敵な生き物の素敵さが いま2回出た素敵はわざとだからね」

隣で彼女に語り掛けている日常のフレーズですが、この人が歌詞を作ると出て来そうで絶対出てこないという・・・。この依与吏節、神がかっています。

またサビは「単純なことなんだ~君には僕なんだ」という本当にシンプルなメッセージですがこのサビに持ってくるまでに十二分に彼と彼女の関係が掴めるのでシンプルなメッセージだからこそ胸に響きます。

またサビのメロディもバクナン十八番のフレーズですがこれが一回聞くと口ずさみたくなる素晴らしくキャッチーなメロディです。

そして最後に秀逸なタイトルです。

 

歌を聞いて一つ目の意味はなんとドーナツのオールドファッションだと気づきます。

ここからは深読みですが・・・。

ドラマの主人公(彼女)は認知症になる病にかかります。

彼との思い出も忘れていく。

オールドファッションとは通常「古臭い」「時代遅れ」と一般的には使われます。プラスな意味では「古き良き」という意味もあるそうです。

記憶が失われていくことで彼と彼女の思い出が彼女からなくなるかも知れない。

だからオールドファッションとは失われていく記憶全てがかけがえのないものを指しているのだろうと思います。

また脳のCTスキャンで中が空洞化していくということももしかして欠けているのかもと思いました。

以前、ハッピーエンドと名付けた歌はなんと別れの歌だったりしましたが、タイトルに凄いトリックのある清水さんならではのタイトルです。ドラマ効果(タイアップ)、そして得意の冬にバラード、そして秀逸な曲とこの冬大ヒット間違いなしの曲です。

 

デイヴ・グロール(フー・ファイターズ)  Play リリース (動画も)

デイヴ・グロール(フーファイ)が オモシロイ企画でフーファイでなく個人名義で曲を発表した。

23分!!のインスト!!!

ロックを演奏する楽しさを伝えたい。

また、失敗したら最初からやり直すという昔ながらの手法でこの23分を

全パートを自ら演奏してトライしました。

失敗したらその部分だけ簡単に直したり、1小節だけ演奏してその箇所を繰り返すところは簡単にコピペ出来るという現代においてあえてアナログ炸裂な方法で自らがやる(Play)することでその楽しさを伝えようという意図のようです。

おもわずニンマリ。

けれども、もう一つ大事な側面もあると感じています。

 

これ現代において曲として発表するには、過剰な企画です。

この過剰さ、(インストということや曲の長さ)こそ昔ながらのROCKを感じます。

なんかロックが衰退している音楽界において清々しいデイヴ御大のロックな企画です。

以下レコード会社から(よくOKしたなぁ。レコード会社もあっぱれ!)のリリースです。 この曲の動画も貼りました。ぜひどうぞ!

 

Y

 

以下ソニーミュージックジャパンからのプレスリリースより

ロックの伝道師=デイヴ・グロール(フー・ファイターズ)が、またもやロックファンをニンマリさせるオモシロ企画を発表した。23分のインスト曲を書き(ここまではデイヴのレベルでは普通かもしれない)、その全ての楽器をリアルタイムで“ライヴ”レコーディングし、その映像を同時に撮影、公開するという。この作品は8月10日(金)に、オーディオ/映像ヴァージョンそれぞれが同時に配信リリースされる。

このプロジェクトでデイヴは、リードギター/サイドギター/ベース/ドラム/パーカッション、そしてこれまでの作品では決して演奏したことは無かったキーボードとビブラフォンに挑戦。映像では初挑戦の楽器に悪戦苦闘し、間違えを繰り返す姿も隠すことなく見せている。楽器経験のある方には解るはずだが、リアルタイムでのライヴ・レコーディングとは即ち間違ったら全て一からのやり直しを意味する根気のいる作業であり、しかも今回は未経験の楽器を含めて7つのパートで挑戦しているのだ。

では何故にデイヴ・グロールはそのような事をしてみせたのか?

それはひとえに、アマチュアであろうがプロであろうが、子どもであろうがデイヴのような49歳の大人であろうが、誰もが楽器演奏を学び懸命に練習した上でようやくものにし、そして新しい音楽を創造する、という喜びに飽きることは決して無いということを証明する為だ。

今回の映像作品の中でデイヴは、「演奏=Play/プレイ」を学ぶという事が、人々にとっていかなる意味を持つのかを理解する為、<ジョイン・ザ・バンド>(LAにある音楽教室)で子供たちにインタビューをしている。そして、放課後のセッションと寝る間も惜しんでの努力を通じて、彼らはデイヴが経験したそれと全く同様の悪戦苦闘、フラストレーションを経験し、そしてインスピレーションを得ているのだという事を知るのだ。

テクノロジーの進化、そしてPCの普及によって“手軽”かつ”修復可能な”形での音楽制作が可能となった今もなお、何故に人々は気の遠くなるような時間と根気が必要な楽器演奏=Play/プレイ(“Play”は英語で“楽器演奏”の他に“遊び”も意味する)に夢中になるのか?

「プレイ」はその魔法のタネが鮮やかに映し出された作品となっている。

 

 

 

今日は6月9日 69(ロック)の日

ロックは音楽のジャンルのことでもあり
時にファッションであり
生き方でもある。

またジャンルというと他のジャンル、ジャズやクラッシックなど
を飲み込んだり融合したりして〇〇ロックなどとロック内のジャンルを拡げてきた。

 

ロックンロールがロックの始まり。
そんな始まりのチャックベリーを師とするキースなんかはロックが拡がっていった時代の
数十年後、コンピューターも導入されはじめたころにこんなことを言っている。

 

『最近はロック、ロックというけどロールはどうした!』

ロールしないロックはロックじゃないというアンチテーゼ。

 

それがここ最近、ロックがかつてないほど下火だ。

ラッパーこそラジカルな存在でよっぽどロック(生き様が)していると言われたりもする。

ロックというたった一つの音楽ジャンルがいろいろな音楽を取り込み他の芸術(ファッションや映像や)
ともコラボして生き様にまでなった。
産業的にもアートとしても成功事例を生み、生き方のスタイルとしても提示して見せた。
そのロックが下火だというのは、なくなる(絶滅)ことの啓示ではなくて新たなロックを時代が待っていると
いうことなのだと思う。

ビートルズストーンズツェッペリンピストルズ。ローゼスやガンズ。
カリスマと呼ばれるそんな過去を一変してしまうHEROが誕生する前触れに違いないと思う。

こんなロックのような存在が他の業態やライフスタイルやアートにも今の時代はいろいろあるように思えてならない。

ロックが下火と言われる時代背景はロックはロールするべきという”残すべきものの継承”と新しい何か(SOMETHING)
という”変えるべきこと”が最高の形で融合されるものであろうと予測出来る。

X japan(yoshiki) コーチェラで遂にマリリン・マンソンと共演が実現!

 

1週目も話題になったコーチェラのX japanですが2週目には直前に告知されていたサプライズゲストのマリリン マンソンが登場しました。

 

 

 

以前より「親友だ」とマリマンが公言していたヨシキとの共演という形で実現しました。

 

マリマンの持ち歌となっているユーリーズミックスのSWEET DREAMSをヨシキがピアノを奏でてマリマンが熱唱しました。

二人は一緒に曲作りをしているとも話しており今後はX以外でも新しい形で音源が発表されるかもしれません。

ここ数年はニューヨークのMSG、ロンドンのウエンブリーアリーナなどの公演で確実に世界進出の歩みを過去の日本アーチストではなしいえていないことを成し遂げてきましたがそんな中でもコーチェラの出演に加えてマリマンの飛び入りは間違いなくバンド歴史上、世界進出に向けて、最も大きな功績となったと言えます。

今後の動向と世界の反応が楽しみです。

待望の新作は日本アーチスト史上最も期待される世界発売となります。

 

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X japan コーチェラ2日目のサプライズはマリマンと共演!!

アメリカ・カリフォルニア州で開催される野外フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」の「MOJAVE STAGE」に出演しているXjapanですがYOSHIKIよりサプライズがあると発表されていました。

なんと!!!

 

 

マリリンマンソンが出演します。

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先週の(14日)コーチェラ1日目も発表されていたとおりガンズ、リンプビズキットのメンバーが日本で行われたフェス直前ライブ同様、参加しましたが今回のマリマンはサプライズ度がまるで違います。

以前よりYOSHIKIとは親友と公言したり一緒に曲を作っていることも伝わっていましたが、満を持して遂に共演が実現します。

1日目もアメリカでの評判が良かったようですが2日目はマリマン効果で一気に名前が広がりそうです。

ステージそのものも、もちろん楽しみですがコーチェラを機に名前が拡がった後のアルバム発売(YOSHIKIの弁、99.7%は出来ている(笑) )も楽しみです。

復活してからもPATA→YOSHIKIのおやすみ等々相変わらずアクシデント続きですが、今度こその世界進出です。

 

「復活10周年記念 X JAPAN LIVE 2018 アメリカフェス出演直前 PREMIUM GIGS〜YOSHIKI 復活の夜〜」セトリあり

「たかが努力じゃないですか。努力すればできるんですよ。じゃあ、努力すればいいじゃないですか」

復活10周年記念 X JAPAN LIVE 2018 アメリカフェス出演直前 PREMIUM GIGS〜YOSHIKI 復活の夜〜をライブビューイングで見た。

 

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この日はWOWWOWの生中継もあり全国のライブビューイングもありで時間が押すということはまずないだろうと思っていたが甘かった。

1時間以上押してスタート。流石である。(笑)

 

 

幾多の苦難を乗り越え10年ぶりに復活してから今年が復活10年目。

そんなタイミングで満を持して世界進出の大きな一歩になるであろう今週末にはアメリカ最大級のコーチェラの出演。

その出演直前の復活LIVEとしてお台場のダイバーシティで行われました。

冒頭のコメントは昔ヨシキが発言した名言。

幾多の困難を乗り越え(この方達、特にヨシキにとってはこの冒頭フレーズが通常になるぐらいに困難につぐ困難)いよいよ本当に世界が近づいていると思います。

筆者はXが出だした頃、大学生でした。この頃は学年が2つ違うとボウイ世代とX世代に別れていてという時代です。

筆者はボウイ世代です。そんな頃、後輩達がXのヨシキを崇拝していてという時代。出だした頃や解散後はとても悲壮感が漂っていました。

正直この頃はそんな悲壮感も演出なのではと冷ややかに見ていたりしていました。

復活後は自伝や最近の映画We are Xなど壮絶な過去が次々と知れ渡りあの時代(最初にバンドが出始めた90年台)の悲壮感漂う雰囲気は演出でもなんでもなく事実とわかりました。

常にせつないメロディにはヨシキの人生が間違いなくこもっていると感じます。

ステージ上のMCでヨシキが七転八起ならぬ100転び101起きると言いましたが本当にそんなすごい人生です。

しかしそんなたいへんなこと超えてある今がどうかというと・・・。

なんだか全編を通して“多幸感”を感じるものでした。

先日放映された金スマでの一コマ。

MCの中居正広が「人は乗り越えられない壁は与えられないと言いますが・・・。」と壮絶な人生を番組で振り返った後にコメントしたときにヨシキが答えます。

「その言葉が大好きだ」

自分にこの困難があるのは自分が乗り越えられるからと今のヨシキは考えているはずです。

コーチェラ成功を祈願しております。

最後の最後、曲“X”を終えてステージを降りる際にヨシキが叫びました。

「負けねーぞ!!!」

とても力強く響きました。

 

2018/4/11(水) Zepp DiverCity

  1. Jade
  2. Ruty Nail
  3. Kiss the Sky
  4. V.(with Wes Borland from Limp Bizkit
  5. Guitar Solo
  6. DRAIN
  7. Violin Solo
  8. Beneath The Skin
  9. Forever Love
  10. ART OF LIFE
  11. 紅(with ミヤ from MUCC

アンコール

  1. ENDLESS RAIN 
  2. Born To Be Free
  3. X