ロックなブログ

洋楽・邦楽の新作や名盤を自分なりの視点で解説します。

レッドツェッペリン フィジカルグラフティ全曲ガイド 6曲目 カシミール

 

レッドツェッペリン フィジカルグラフティ全曲ガイド 6曲目 はカシミールです。

もうこの曲は、ロック史上最大のトリックが仕掛けられていると私は思っています。

 

まずリズムは通常の4分の4拍子。なのに、ギターは3拍子。

でリズムが4×3でギターが3×4 = 12で1セット。

 

またギターはチューニングがジミー命名のCIA(DADGAD)チューニング。

 

リフを繰り返した後のコードが D→A→B♭→B→Cでこれがいつまでも終わりがない感じを強調して、実際聞いていて全く曲が終わる感じが永遠にしない・・・。

 

 

歌詞はロバートがモロッコにいる時に書いたと言われております。

ジョンもロバートも中近東やエスニックなものに惹かれているようですが、(実際二人名義で解散後に出したアルバムは思いっきりエスニック調のアルバム<ノークォーターというタイトルのアルバムです。興味のある方はぜひ!>でした。)そんな二人の興味から生まれた曲のように感じます。

 

妙にひっかかる(もちろんいい意味です)、不思議な気持ちになる、そしてこれまた長~い曲ですがまったく長さを感じない、このアルバムの代表曲で大傑作曲です!!