ロックなブログ

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レッドツェッペリン フィジカルグラフティ全曲ガイド 12曲目(2枚目6曲目) ワントンソング

 

レッドツェッペリン フィジカルグラフティ全曲ガイド 12曲目は(2枚目6曲目) ワントンソングです。

これはハードロック路線のツェッペリンの代表曲の一つです。

このリフ聞けば、ツェッペリンというぐらいに“らしい”曲です。

 

私は他の有名なギタリスト達とジミーペイジの大きく違う点はこのギターリフにあるのではないかと思っております。

ギターリフというのは、〇〇っぽいというのが、あまりないように思うんです。

順番が逆で・・・。有名な(有名になった)ギターリフというのは、曲がヒットしたり有名になったりと=(イコール)でリフが有名になり、その曲(リフ)がギタリストを有名にするという順番だと思います。

例えばスモークオンザウォーターのリフをリッチーブラックモアが有名にした・・・のではなく、リフがリッチ―を有名にした・・・というのが正解だということです。

 

そんな意味では、優秀なリフが最初にありきでそのリフを考えた人がイメージつけられているということです。

もともとギターリフというのは短い(通常は1~4小節)もので、音程の差もそれほどないので、強烈な個性というのはあまりもともと存在しないものだと思います。

ギターで言えば4~6弦の0~5フレットをあたりを中心に構成されます。

と、いうわけで誰々っぽい リフというのは、それほど存在しないと思っているのですが・・・・。

前置き長くなりましたm(__)m

ジミーペイジ(正確にはツェッペリンのリズム隊も含む)だけは(ストーンズはリフというよりバッキングという表現に近いと思うのですが・・・ストーンズも“らしい”と表現されることは多いと思います。)、リフに“らしい”が感じられるのです。この曲などは、その代表のようなリフだと思います。

この曲など、たくさんの方にコピーされていると思いますが、ツェッペリン以降、ツェッペリンらしいリフという表現はよくされています。

例えばこのリフも6弦3フレットと4弦5フレットといういたって単純な音が使われていて・・・・その単純な音の配列でなぜ“らしさ”が出るのか・・・とても不思議です。

 

ただ、1つだけ言えるのは・・・ジミーペイジは常にリズム隊をイメージしてリフを考えていてジミー単体では、それほどの個性がなくてもリズム隊が加わることで唯一無二のリフというのが次々と発明されたのではないかと思います。本アルバムでは1曲目のカスタードパイとワントンソングを聞き比べてみると面白いと思います。

この2曲はとてもとても“らしい”リフで構成されるのですが・・・(音使いも似てます)曲としてはもちろん似てない強烈な個性がそれぞれ出ている曲です。