ロックなブログ

洋楽・邦楽の新作や名盤を自分なりの視点で解説します。

デイヴ・グロール(フー・ファイターズ)  Play リリース (動画も)

デイヴ・グロール(フーファイ)が オモシロイ企画でフーファイでなく個人名義で曲を発表した。

23分!!のインスト!!!

ロックを演奏する楽しさを伝えたい。

また、失敗したら最初からやり直すという昔ながらの手法でこの23分を

全パートを自ら演奏してトライしました。

失敗したらその部分だけ簡単に直したり、1小節だけ演奏してその箇所を繰り返すところは簡単にコピペ出来るという現代においてあえてアナログ炸裂な方法で自らがやる(Play)することでその楽しさを伝えようという意図のようです。

おもわずニンマリ。

けれども、もう一つ大事な側面もあると感じています。

 

これ現代において曲として発表するには、過剰な企画です。

この過剰さ、(インストということや曲の長さ)こそ昔ながらのROCKを感じます。

なんかロックが衰退している音楽界において清々しいデイヴ御大のロックな企画です。

以下レコード会社から(よくOKしたなぁ。レコード会社もあっぱれ!)のリリースです。 この曲の動画も貼りました。ぜひどうぞ!

 

Y

 

以下ソニーミュージックジャパンからのプレスリリースより

ロックの伝道師=デイヴ・グロール(フー・ファイターズ)が、またもやロックファンをニンマリさせるオモシロ企画を発表した。23分のインスト曲を書き(ここまではデイヴのレベルでは普通かもしれない)、その全ての楽器をリアルタイムで“ライヴ”レコーディングし、その映像を同時に撮影、公開するという。この作品は8月10日(金)に、オーディオ/映像ヴァージョンそれぞれが同時に配信リリースされる。

このプロジェクトでデイヴは、リードギター/サイドギター/ベース/ドラム/パーカッション、そしてこれまでの作品では決して演奏したことは無かったキーボードとビブラフォンに挑戦。映像では初挑戦の楽器に悪戦苦闘し、間違えを繰り返す姿も隠すことなく見せている。楽器経験のある方には解るはずだが、リアルタイムでのライヴ・レコーディングとは即ち間違ったら全て一からのやり直しを意味する根気のいる作業であり、しかも今回は未経験の楽器を含めて7つのパートで挑戦しているのだ。

では何故にデイヴ・グロールはそのような事をしてみせたのか?

それはひとえに、アマチュアであろうがプロであろうが、子どもであろうがデイヴのような49歳の大人であろうが、誰もが楽器演奏を学び懸命に練習した上でようやくものにし、そして新しい音楽を創造する、という喜びに飽きることは決して無いということを証明する為だ。

今回の映像作品の中でデイヴは、「演奏=Play/プレイ」を学ぶという事が、人々にとっていかなる意味を持つのかを理解する為、<ジョイン・ザ・バンド>(LAにある音楽教室)で子供たちにインタビューをしている。そして、放課後のセッションと寝る間も惜しんでの努力を通じて、彼らはデイヴが経験したそれと全く同様の悪戦苦闘、フラストレーションを経験し、そしてインスピレーションを得ているのだという事を知るのだ。

テクノロジーの進化、そしてPCの普及によって“手軽”かつ”修復可能な”形での音楽制作が可能となった今もなお、何故に人々は気の遠くなるような時間と根気が必要な楽器演奏=Play/プレイ(“Play”は英語で“楽器演奏”の他に“遊び”も意味する)に夢中になるのか?

「プレイ」はその魔法のタネが鮮やかに映し出された作品となっている。