レッドツェッペリン フィジカルグラフティ全曲ガイド 2曲目 流浪の民(ザ・ローバー)
レッドツェッペリン フィジカルグラフティ全曲ガイド 2曲目は流浪の民(ザ・ローバー)です。ボンゾとジョンのタメの効いたリズム隊に単音とコードを織り交ぜたジミーのアイデア満載のギターリフと伸びのあるロバートのボーカルが乗っかります。
私的な意見なのですが、この曲のテンポ(ミディアム)でドラムのみで曲がスタートして、この曲のギターリフが絡む感じ・・・。このイントロは後々ハードロックバンドの人達が相当お手本にしたのではないかと思っております。
かっこいい、バンドのイントロのお手本のような曲です。
私は日本のロックでいうと、チャーの21世紀の憂鬱やレッドウォリアーズのワイルドアンドベインなど聞くといつもこのローバーみたいなイントロでかっこいいと思っておりました。
ロックバンドのあるべき姿というかお手本のような、ロックなカッコよさが凝縮された曲ですが実は最初はジミーとロバートがアコースティックブルーズ調で書いた曲が元になっているようです。それがエレクトリックバージョンに姿を変えたようです。
(アコースティックも聞いてみたい)
またこの曲は新録の方ではなく、過去お蔵入りした方のようです。
(このアルバムは8曲が新録、過去の曲を出してきたのが7曲で1枚目と2枚目に適度に配置されてます。これについて詳しくは後半の曲紹介(後日)で! )
聖なる館制作時に完成していたようで、お蔵入りのままだったら聞けなかった訳で本アルバムで日の目を見てよかったと思う素晴らしい曲です。
また、この曲も最後にボンゾのこと書いてしまうのですが、ギターリフに合せるようにハイハット開いて“スパッ”とスティックを下すときがめちゃくちゃカッコイイ、ゾクゾクします。
あまりに演奏がすごくて、この人たちに関して言うと真似したいと思われにくいバンドですが、この曲は(もちろんこの曲も本当は難しいのですが)珍しく真似したくなる曲だと思います。