キース・リチャーズ 新作『クロスアイド・ハート』全曲解説 4曲目『ロブド ブラインド』
キース・リチャーズ 新作『クロスアイド・ハート』全曲解説 4曲目は『ロブド ブラインド』です。
ストーンズでは80年代(アルバムでいうとダーティーワーク)からアルバムの最後にキースのボーカルのバラードがよく入るようになりましたが、まさにストーンズアルバムの最後を飾るようなキースお得意のバラードです。
子供に子守唄を聞かせるような、やさしい曲調です。
ちなみに、上記のダーティーワークの最後の曲『スリープトゥナイト』はずっとストーンズと一緒にやってきたブギーピアノの名手、イアンスチュアートの追悼の曲です。
ちなみに本ブログでは、下記のレッドツェッペリンのフィジカルグラフティのところでこのイアンスチュアートについてふれています。
わざわざなぜ、このイアンのことにふれたかというと、イアンと同じようにキースと長年親友のサックス奏者ボビーキーズが昨年亡くなり、本アルバムが遺作となったからです。仲間の死という悲しみをたくさん乗り越えてきたキースの大人の優しさを感じる名曲です。
ストーンズだとラストにくるような曲が4曲目というのは面白いと感じます。